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◆ ほたるいか |
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海面が国の特別記念物に指定されている海をご存知でしょうか?
春の夜、富山湾には、産卵のために大群のほたるいかが接岸します。その際、緑の宝石のように光る幻想的な海面が特別記念物となっているのです。(ほたるいかそのものは、特別記念物ではありません。)
この光景は春の風物詩としてテレビにも紹介されています。また、ほたるいかミュージアムという施設があり、接岸する期間だけ遊覧船も出ているなど観光資源ともなっています。
この群れはすでに交尾をすませた雌がほとんどで、雄はわずかしか捕れません。ほたるいかは日本近海に広く分布していますが、数十万匹の大群で海岸近くまで押し寄せるのは富山湾独特の珍しい現象で、世界でも他に見られないそうです。
ほたるいかの名前は、体内に発光する器官(ひれを除く全身に700〜1,000個あります)を持つことから付いた名前です。
周りが明るくて見えませんが、昼間も発光しています。これは明るい海面に溶け込むためのカムフラージュの役割をしており、自らの姿を目立たせるためにあるのではありません。捕食者が下から見上げた場合、上から降ってくる太陽光にまぎれてその姿が見えなくなってしまうのです。このように発光には背景に溶け込む効果のほか、仲間同士のコミュニケーションに用いられています。
また第四腕の先端の特に強い光を放つ発光器は、外敵に対するめくらましになると考えられています。
以前は「ほたるいか」という名はなく、主産地である富山湾あたりでは「まついか」と呼ばれていました。昔、産地では食用にされていましたが、流通経路が確立されておらず、他の地方への販路はありませんでした。余ったもののほとんどが肥料として役立てられていたそうです。肥料としては松に最も多く使われ、施肥にすると松の緑が見違えるほど美しくなったことから、「まついか」の名前が付けられました。
その「まついか」が「ほたるいか」へ名前が変わったのは、明治38年。蛍の生態研究で有名な渡瀬庄三郎博士が、蛍のようにきれいに発光するいかという意味で命名されました。
仙台市場には、富山湾を中心に、兵庫県や福井県、石川県から入荷されています。主となる富山湾産のものは、3月中旬から5月いっぱいまでの期間限定の入荷となります。
昨年は不漁でしたが、今年は昨年よりも多く漁獲されています。価格も、昨年よりお安くなっています。
ほたるいかは内臓ごと食べるので、身の部分だけを食べる他の大型のいかとは栄養価がかなり異なります。肝臓には動物のレバーと同じくらいのビタミンAが含まれていて、豚のレバーには及ばないものの牛のレバーより多くのビタミンAがあります。食材からはなかなか摂りにくいビタミンEが、豊富に含まれているのも特長です。
ビタミンAとEは、体内で抗酸化作用を発揮して、老化やガンの進行を予防すると言われています。そのほか、鉄や銅などのミネラル類、脂溶性のビタミン類、水溶性のビタミンB群も豊富に含まれています。
ほたるいかには生のものと、ボイルしたものの2タイプあります。サイズの大きい生は料理屋やお寿司屋さんに、ボイルはスーパーなどの量販店に売られていきます。ほたるいかの内臓には、まれに寄生虫がいることがあり、この寄生虫は人間に害を与えます。加熱や凍結、内臓を除去することにより、危険性はなくなりますが、安全性や加工の手間を考えると、スーパーなどではボイルもののみを扱っているようです。
ボイルものは、漁獲されたものをそのまま茹で上げています。茹でる際に塩を加えているだけで、添加物などは一切使用していません。丸ごと茹でているため、食べると硬い目やくちばしが口の中に残ってしまいます。
力を入れずに手で取ることができるため、より美味しく料理を仕上げるために、目とくちばしを除くことをオススメします。スーパーなどでボイルほたるいかを選ぶ際には、ぷっくりとして張りのあるものを選びましょう。
産地でも生のものをボイルしてそのまま生姜醤油などで、または辛子酢味噌で和えて食べる方法が一番多いそうです。そのほか、生のものであれば、甘露煮、天ぷら、寿司、刺身などで。ボイルものでは、かき揚げ、炒め物、麺料理、サラダなど意外と幅広く使える食材です。その他、沖漬け、黒造り、干物などの加工品もあります。
ボイルものは内臓ごと食べることが多く、小さいながらも味はしっかりします。腑が少々こってりするので、さっぱりと食べられる生姜醤油や酢味噌和えがとても合います。また、かき揚げのように揚げることによって、腑がとろけてまた違った味わいになります。
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■ほたるいかの酢味噌あえ |
春らしい和え物。
うどなどの山菜を使っても
いいでしょう。
<材料>
ボイルほたるいか
酢味噌
(お好みの味噌・みりん・酢
お好みで溶き辛子)
わかめ・きゅうり
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<作り方>
@ ボイルほたるいかは、目と口を取っておく。
A わかめは水で戻して食べやすい大きさに切る。
B きゅうりは小口の薄切りにして、塩水に浸し、しなっとしたら水気を
切って、絞っておく。
C 酢味噌の材料を良く混ぜておく。
D 器にわかめ・きゅうり・ほたるいかを盛り、酢味噌をかける。
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■ほたるいかのかき揚げ |
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ほたるいかと三つ葉をかき揚げに♪
<作り方>
@ ボイルほたるいかは目と口を
取っておく。
A 三つ葉は3〜4pに切る。
B @とAに小麦粉少々を振り、
まぶしておく。
C 天ぷら衣にBを入れ、一口大に
分けて、サラダ油で揚げる。
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■ほたるいかと菜の花のパスタ |
ほたるいかのうまみと、菜の花の
ほろ苦さがおいしい、ペペロンチーノ!
<材料>
細めのスパゲティ
ボイルほたるか
菜の花
にんにく・赤唐辛子・オリーブ油 |
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<作り方>
@ ボイルほたるいかは、目と口を取っておく。
A 菜の花はサッと茹でて、水気を絞っておく。
B スパゲティは袋に書いてある時間よりも少し短めに茹でておく。
(ゆで汁はとっておく。)
C フライパンにみじん切りのにんにく、小口切りの赤唐辛子、オリーブ油を
入れ、火にかけて香りが出てきたら、ほたるいか・菜の花を入れる。
D Cに火が通ってきたら、Bのゆで汁少々を加え、スパゲティを入れて
炒めあわせる。
E 味を見て、塩少々を振り味を整える。お好みで黒コショウを入れても!
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■ほたるいかの味噌バター |
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ご飯のおかずにも、
お酒のおつまみにも!!
<材料>
ボイルほたるいか
細ねぎ・バター
合わせ調味料
(味噌・みりん・しょう油)
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<作り方>
@ ボイルほたるいかは、目と口を取っておく。
A 味噌大さじ1・みりん大さじ1・しょう油小さじ1をまぜておく。
B フライパンにバター大さじ1とオリーブオイル小さじ1、お好みでみじん
切りのにんにく少々を入れて火にかける。
C バターが溶けてきたら、ほたるいかを入れて炒め、Aのあわせ調味料で
味付する。
D できあがりに細ねぎの小口切りを散らす。
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(作成:仙都魚類滑驩諠Oループ 三島みき) |